世界初で醬油醸造物から発見 ―【天然ヒト型セラミド】

私たちが作り出した「天然ヒト型セラミド」は、
化学物質ではなく天然の醸造発酵物から精製した、世界初のセラミドです。

世界初の自然界に存在するヒト型セラミドの発見

 (株)ジェヌイン R&Dがセラミドの研究を始めたのは、2007年のことでした。セラミドは、肌表面の角質層にあり細胞と細胞の間に存在する成分で、肌を外部の刺激から守り、同時に肌の内側のうるおいを保つ役目を果たしています。

 肌のバリア機能が低下し、乾燥することによって引き起こされる様々なお悩みの方を救いたいという思いから、人間の肌に存在するセラミドに近しい、ヒト型セラミドを探し始めて15年。ついに、発酵食品にヒト型セラミドが含まれていることを突き止めたのです。

  肌をうるおいに満ちた状態に保つために、セラミドが重要であることを確信していた私たちは、発酵食品からセラミドだけを取り出す技術の開発に注力し、不純物を取り除いた高純度なセラミドの開発に没頭してゆきました。

  (株)ジェヌインR&Dは、世界ではじめて天然素材からヒト型セラミドを高純度精製することに成功しました。(特許第5013348号)

  これまで化粧品などで利用されていた天然セラミドは、コンニャク、コーン、馬といった植物性・動物性の天然素材から抽出していましたが「ヒト型」ではありませんでした。

  また、「ヒト型セラミド」と呼ばれていたものは、合成ヒト型セラミドであり、酵母から化学合成したものでした。

  私たちが作り出した「天然ヒト型セラミド」は、化学物質ではなく天然の醸造発酵物から精製した、世界初のセラミドです。

「醬油醸造発酵粕」とは

醤油醸造発酵粕(しょうゆじょうぞうはっこうかす)とは、醤油の製造過程で発生する麹菌や酵母菌が作り出す発酵残留物であり、主に大豆や小麦を原料としています。醤油醸造発酵粕は、発酵によって生成されたアミノ酸やペプチド、ビタミン、酵素などが豊富に含まれており、栄養価が高いとされています。


 醸造発酵粕は、醤油や味噌、酒などの発酵食品の副産物として発生するため、リサイクルや循環利用ができることから、環境にも優しい素材として注目されています。また、美容や健康にも効果があるとされ、最近では化粧品や健康食品の原料としても使用されるようになっています。

  醤油醸造発酵粕は、醤油の醸造過程でできる副産物のことを指します。醤油は、大豆、小麦、塩、水を原料に、黒麹菌という特別な菌を使って発酵させることで作られます。この過程で、大豆と小麦のタンパク質や炭水化物が酵素によって分解され、醸造液ができます。

  醸造液は、発酵後に濾過して醤油を取り出すのですが、このときに出るのが醤油醸造発酵粕です。醤油醸造発酵粕は、黒麹菌によって分解された豆や麦の残渣や、麹菌などの微生物から出るものです。

  この発酵粕には、アミノ酸やペプチド、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているため、健康食品や化粧品の原料として利用されています。また、独特の香りや味わいがあるため、料理にも使われることがあります。

  醤油醸造発酵粕は、通常は醤油の生産現場で出る副産物として、処分されることが多いのですが、弊社では廃棄物のリサイクルや資源循環を重視しており、外部企業によるリサイクル事業なども行われています。

 

・皮膚本来の保湿機能、バリア機能を強化

 人の身体で最も大きな組織である皮膚の、一番外側にあるのが「角質層」です。この角質層を構成する角化細胞をつなげる役割をしているのが「細胞間脂質」と呼ばれる成分で、その細胞間脂質の約50%をセラミドが占めています。

 ですがこのセラミドは、年齢と共に減少し、肌の水分を十分に保持することが難しくなるため、年齢を重ねることで皮膚本来の保湿機能やバリア機能が失われてゆくのです。

 外用のセラミドを利用することで、セラミドの減少を補うことが重要です。

・ヒト型の極長鎖フリーセラミド

 ヒト型セラミドとは、皮膚の角質層に存在する9種類の遊離セラミドのいずれかに相当するものを指します。糖などの極性基がなく、立体異性体がD体およびトランス体のものです。

 ジェヌインR&Dが生み出した天然ヒト型セラミドは、炭素数が24と大きい極長鎖脂肪酸を持つ分子種が50%以上です。天然ヒト型セラミドは、植物性セラミドや、合成ヒト型セラミドと比べて高い保湿力を誇るのが特徴です。

 短い分子のセラミドだけでは水分を逃しやすく、十分な保湿効果を発揮できません。私たちの天然ヒト型セラミドは分子が長く、安定して水分を留めるこができるのです。

肌に有効なヒト型セラミドであることの検証

発酵食品の中に発見したセラミドは、本当に人間の肌に対して効果があるのか。それを確かめるためには、長く地道な実証研究が必要でした。

  人間の肌には、約350種類のセラミドが存在しています。私たちが発見した20種類以上のヒト型セラミドは、人間の肌に存在するセラミドと非常に近しい構造を持ったものです。それらがきちんと肌に浸透し、浸透した後にセラミド本来の、肌を刺激から守り水分を保持する役割を果たすのか、あらゆる角度から検証しました。

  検証の結果、発酵食品に含まれるヒト型セラミドは、我々人間の肌に対して素晴らしい効果を発揮するものであることが分かったのです。 

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